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大種族と種族の一覧

 大まかな種族ごと述べていきます。このような神魔の分類で処理を行うことは、多神教の神魔と一神教の神魔も一つの枠組みの中で統合できる目安ともなると期待できます。

 

↓文章の見方↓

 

【内観的か外観的か】

<大種族名>

 概要文

種族名:簡単な定義

 説明文

 

【内観的種族

 

<神族>

 神として認識されてた神魔の総称。ただし「原初神」や龍・鳥・獣・虫・樹の外観的な特徴の強い神は別記。 また、一般的に神として崇められる神魔の所属がおおく、また、土着崇拝系の地母神や、女神という性別的神秘性・特質の傾向別には分類していない。

天神:神界や最高神などの神。世界や現世を管理・支配する神。

冥神:天界・冥界など霊界と関わる神。死者や生死を管理する神。

守護神:モノや現象を司る神。宿り神。性格のレパートリーはかなり多い。

死神:生者に死を与える神。死者を直接天界や冥界に連れて行く神。

荒神:気性が荒い神・狂気の神。厳しい施しをする神。きまぐれ。

邪神:人に敵対する又は人の味方をしない神。性格は悪いが筋は通っている。

 「天神(Tem-jin/Ama-gami)」は、一般的に全なる神や人を支える神族の中心的存在であることが多い。「冥神(Myou-jin/Kura-kami)」は、人の霊魂や生死の物語において関わる神魔が多く、天神に頼まれて代理で管理・支配しており、その空間をおもに天界・冥界などの霊界と呼ばれている。「守護神(Syugo-shin/Mamori-gami)」は、ものそのものという概念よりも、そのものを守る・司るという概念の方が強く、かつ神的存在として認識されている神魔である。守護神は比較的、そのものの化身である神霊・地霊・精霊よりも、高位な神魔であることが多い。「死神(Shini-gami)」は、人の死(肉体からの霊魂の離脱)の概念に関わる神的存在。天神や冥神などの他の神族に頼まれたり任されたりしている神魔が多く、最も神族としての性質があいまいな存在。「荒神(Kou-jin/Ara-gami)」は、人のためにもなるが人を害すこともある神的存在がおおく自然現象や天災の性質を強くもつ、人の行動や環境によって印象が変化する神魔。時には偉人や英雄も荒神として認識されることもある。「邪神(Ja-shin/Yokoshima-gami)」は、魔王とは違い、神としては認められているものの、他の神族と敵対する性質を持つ。邪神は、何も理由なしに人の加護や守護するという無償の愛は感じられない神が多い。

 その他、「原初神魔」も要素的には本来神族に値する又はそれ以上ではあるが、ほとんどが空間そのものであったり人に興味がなく神としての崇拝を望んでいなかったりすることが多いことから神族ではない独立した超存在として扱っている。

 

<鬼族>

 神との調和をとるために存在する神魔。対抗する位置や使いとして協力する位置にある神魔の総称。

鬼神:戦いや守護に特化した神。神を守護する神。気性は荒いが誠実。

飛天:神の使い。守護天使。神に代わって管理をする神魔。忠実。

闘鬼:戦いを好む。一つのことに集中するタイプで善悪の基準はあまりないが従う時は忠実。

邪鬼:気性のあらい下級神魔。人に被害を及ぼすことも。神の意に沿わない行動もする。きまぐれ。

堕天使:元飛天。自分の道を行くタイプ。魔王配下の場合は忠実。性格のレパートリーは多い。

魔王:神と認められていない第2勢力。人というよりは神に敵対するもの。自分の正義を貫くタイプが多い。

  「鬼神(Ki-shin/-jin/Oni-gami)」は、魔王とは異なり神族に力を認められた状態で従う有力神魔や、別の政党・集団をなす神魔を含んでいる。分類を続けていくと、鬼神には、闘鬼を管理する神魔が多いこともわかった。「飛天(Hi-ten)」は、神族に服従するような形式を多くとる種族で天女、天使、神族の従者もここに属する。「魔王(Ma-oh)」は、邪神のような神的能力とは別の、圧倒的な神族に反する力を備えた神魔である。分類を続けていくと、魔王には、堕天使(Da-ten-shi)を管理する傾向がおおい。「邪鬼(Ja-ki)」は、闘鬼(Toh-ki)や堕天使とは違った勢力圏をもつものの、鬼神や魔王ほどの力は携わっていない神魔である。

 

<霊族>

 霊的な程度に認識されている神魔の総称。神や鬼に似たような位置にいるものもいるがその存在感は下級層に留まっている。霊的な感覚で人に捉えられているが神霊は神族に近い力を持つ神魔である。また、人の霊魂も神霊になることもある。

神霊:司ってるのではなくモノや現象そのものである神と認められた霊的なもの。化身。性格のレパートリーはかなり多い。

地霊:大地や国に関わる神。土地神。怒ると人に危害を及ぼすが真面目が多い。巨人族系神もここに値する。

精霊 :モノに宿る霊的なもの。元素の化身。

妖精:地位的には中間で、人のように生活を営む。善悪の代表的な基準がなく性格のレパートリーは多い。

亡霊:天界・冥界にいない、もともとは人のように生活を営んでいたものが肉体から霊魂(または霊魂と幽体)が離脱したもの。善悪の基準はないが条件によっては人に危害を加えかねない。自分の1つの感情(怨念や想い)に振り回されがち。

悪霊:天界・冥界に大人しくいない悪質な霊的なもの。また、人や環境に悪影響を及ぼす霊的なもの。過激な性格で被害妄想や固定概念が強い。

 「精霊(Sei-rei)」は、あるモノ(主に炎・水などの属性)を象徴し擬人化したような霊的神魔でありスピリッツのことである、一方、「妖精(Yoh-sei)」は精霊要素は多少あるが生物のように生息し人と関わっている神魔。「亡霊(Boh-rei)」と「悪霊(Aku-ryo)」は元は他の人神魔であったが肉体から離れ彷徨うことで人と関わる神魔で悪質なものを悪霊という。悪霊は、天界・冥界を管理する神魔(天神や冥神など)に抵抗したり、主勢力ではない第2勢力をもつ神魔(邪神や魔王など)に利用されたりもされる。また亡霊とは少し異なり、悪霊は、もともとは人のように生活を営んでいた生命体が肉体から霊魂が離脱してなるものであるとは、限らない、ことに注目したい。

 


 

【外観的種族】

 

<龍族>

 蛇・海獣・龍の姿をとる神魔の総称

龍神:蛇・海獣・龍の形をする神。土地や自然の化身なので荒い時もある。自分の正義を貫くタイプ。

龍王:蛇・海獣・龍の形をするもの。気性は荒めだが認められればよい関係になる。自分の正義を貫くタイプ。

龍鳥:鳥のような蛇・海獣・龍の形をするもの。自由に暮らす。仲がよければ関係が築ける。忠実。

鱗蛇:鱗を有する蛇・海獣・龍の形をするもの。善悪の基準はなく自由に暮らしている。動物みたいな生き方。

邪龍:蛇・海獣・龍の形をする人や環境に悪影響を及ぼすもの。気性は荒いがプライドがあるので頼まれ事は果たそうとするタイプや使命感がつよいタイプが多い。

 神として崇められれば「龍神(Ryu-jin)」、偉大なるものとしてならば「龍王(Ryu-oh)」、邪なものとして捉えられれば「邪龍(Ja-ryu)」という分類になる神魔。「龍鳥(Ryu-tyo)」や「鱗蛇(Rin-da)」は純粋な龍といいにくい伝説的容姿の龍族の分類で魚類や鳥類に類似するもの。

 

<鳥族>

 鳥の姿や飛行能力を有する神魔の総称

神鳥:鳥の姿や飛行能力を有する神。上級の神と協力・連携がすき。認めたもの(神)に結構尽くすタイプ。使命感もある。

聖鳥:鳥や飛ぶ動物の姿をした人や環境によい影響をもたらすもの。使命感があり、忠実で気さく。

鳥獣:鳥のような獣。翼をもつ動物。善悪の基準はあまりなく暮らしている。自分に正直。

怪鳥:鳥や飛ぶ動物の姿をしたもの。善悪の基準はないが意外と人に迷惑をかけている。周りに鈍感で自分に正直なものが多い。

凶鳥:鳥の姿や飛行能力を有する、人や環境に悪影響を及ぼすもの。性格が悪い場合と自分の体が不吉なことを引き起こさせてしまっている場合とがあり、完全に悪とも言えない。

 「神鳥(Shin-cho)」・「聖鳥(Sei-cho)」・「凶鳥(Sei-cho)」は龍族の分類のようにして分けられる。また、複合的容姿の「鳥獣(Cho-ju)」、野性的・生物的な「怪鳥(Kai-cho)」として分類される。

 

<獣族>

 獣などの動物の姿をとる神魔の総称

神獣:動物の姿をした神。連携することも嫌いではないが、自分の正義観が強い。筋は通っている時も気まぐれな時もある。

聖獣:動物の姿をした人や環境によい影響をもたらすもの。自分の正義観が強く結構行動家で自分本位な時も多い。

妖魔:動物のように暮らしているが亜人みたいなものもいる。善悪の基準はなく性格のレパートリーは多い。

妖獣:動物のようにくらしているもの。善悪の基準はない。飼い慣らし的な忠実さがあるが基本自分勝手。

魔獣:動物の姿をした人や神や環境に影響を及ぼしたりするもの。善悪の基準は思ったよりないが、危険なことが多く関係を築きにくい。

 「神獣(Shin-ju)」・「聖獣(Sei-ju)」・「魔獣(Ma-ju)」も龍族や鳥族の一部の分類の仕方で分けられたもの。また、内観的種族と人以外の魔物めいた生物を「妖魔(Yoh-ma)」、妖魔よりさらに獣よりの存在を「妖獣(Yoh-ju)」と分類する。

 

<蟲族>

  昆虫・一部甲殻類.のような姿をとる神魔の総称

聖蟲:虫や一部の甲殻類のような姿をした人によい影響をもたらすもの。何したいか理解しづらい。気にいられると付き纏うものが多め。自分の道を行くタイプ。

妖蟲:虫や一部の甲殻類のような姿をしたもの。何したいか理解しづらく善悪の基準もない。条件によってはたまに人に危害を加えてくることもある。自分に一生懸命。

凶蟲:虫や一部の甲殻類のような姿をした人や環境に悪影響を及ぼすもの。何したいか理解しづらく善悪の判断なく危害を加えてくる。自分の道を行くタイプが多い。

 崇められる神魔を「聖蟲(Sei-chu)」、虫や甲殻類から派生したもの、または、そのような姿の神魔を「妖蟲(Yoh-chu)」とする。また、さらに不吉さのある蟲族を「凶蟲(Kyo-chu)」とする。

 

 <樹族>

 植物や菌類のような姿をとる神魔の総称

神樹:植物や一部の菌類のような姿をした神と認められているもの。善悪の基準がないことがあり、基本自分の正義(判断)にそうかどうかによって行動する。

妖樹:植物や一部の菌類のような姿をしているもの。動物のように普通に暮らす。条件によっては人を不快にし、何らかの悪影響を及ぼすこともある。場合によっては危害を積極的に加えようとするものもいる。

 崇められる神魔を「神樹(Shin-ju)」、植物から派生したもの、または、植物のような姿をした神魔を「妖樹(Yoh-ju)」とする。

 


 

【その他】

 

 それ以外の神魔をその他の「原初神魔」「造魔」「人」とする。

 内観的か外観的かというと、内観的種族ではある。

原初神魔:世界や空間そのものをなす神魔。原則神か魔か変動せず、人の人気度・信仰率に影響しない神魔。何者にも染まらず何者も拒まないもの。

造魔:人や管理されている種族が造った神魔。地位・見た目の基準はなく性格のレパートリーも多い。他の神魔と区別するように呼ばれている分類名。

人:獣人・人獣・亜人(超人)。神魔に管理や統治されている種族の総称。必ず生死があり生死の管理は自分ではできず他神魔にゆだねられていることが共通。そのかわりに他神魔を支持や信仰することでその神魔に力と地位を与えている「万物の尺度」の役割を担う。

 「原初神魔(Gensyo-Symma)」は、空間をなすそのもの神格化であり、象徴の擬人化の精霊とは格が違い、神族とも人との関わりかたや権力の振るい方が異なる特殊な神魔。造魔とは、神魔以外のつまり人により生み出された人を超える存在としての神魔。人は、神魔の力をもたず、神魔に管理されながらも、神魔の立場・力を左右する生命体のこと。「獣人(Ju-jin)」・「人獣(Jin-ju)」・「亜人(A-jin)」に分けられる。

 獣人・人獣は「外観的種族」の分け方であり、獣に近い「人」(獣系人族)は獣人、人に近い「獣」(人系獣属)は人獣とする。人は猿に近い人であるので「獣人」の一種であり、「けもみみ」等で聞く程度の人は獣人である。ミノタウロスのような獣頭人や、狼男のようなものは人獣と分類される。